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【草木染め】アボカドの皮と種でピンクに染める(アルミニウム)

この記事では、アボカドの皮を使用した草木染めについて紹介します。

最初にアボカドの保存方法から説明し、後半にアボカドの皮とアルミニウムを媒染剤に用いた草木染めのやり方を説明します。

アボカドの草木染めは最終的にはピンク色になります。

真っ黒の皮からピンクに染まるのがとっても不思議で面白いです。

染液との色の変化も楽しめるので、そこにも注目してもらいたいです。

Contents

アボカドの皮と種の保存方法

アボカドの皮と種の保存方法

まずはアボカドの皮と種の保存方法について解説します。

アボカドは一度にたくさん食べる食材ではないと思うので、比較的に草木染めの材料であるアボカドの皮と種がすぐには集まりにくいです。

そんなときは冷凍保存します。

アボカドの果肉部分を取り除いた皮と種に果肉が残らないようによく洗い、風通しの良い場所で2日間程度乾燥させてください。

乾燥したアボカドの皮は手で小さくちぎり、アボカドの種は包丁で16分の1から8分の1くらいの大きさになるまでカットします。

種は硬そうに見えますが、ジャガイモ程度の硬さなので包丁で結構簡単に切ることができます。

小さくなったアボカド種と皮をジップロックなどの保存用袋に入れて、中の空気を抜き、冷凍庫に保存しておけば準備完了です。

あとはアボカドを食べるたびに同じ工程を行い、材料のストックを行いましょう。

アボカドの皮と種で草木染の材料

草木染の方法を紹介する前に材料の一覧を書いておきます。

・アボカドの皮と種     2個分
・濃洗剤(ディスポン)   3-4㎖/1ℓ
アルミニウム(媒染液)  1g(10-15滴くらい)
・布(綿100%)     10g
・大量の水

濃洗剤や媒染液は家庭にあるもので十分です。

ただし媒染液は他のものを使うとピンクに染まらない場合があります。

アボカドの皮と種で草木染め

いよいよ草木染めの方法を紹介していきます。

やり方や手順は基本と変わりません。

【草木染め】初心者向け、手順と方法を徹底解説!

染める生地の処理

まずは草木染めに使用する生地の処理を行います。

やることは基本的に2つだけです。

①生地の汚れを落とす
②濃染処理

①の生地の汚れを落とすには、食器用の中性洗剤と水を混ぜて染めたい生地を浸すだけです。

浸す時間は20-30分確保しましょう。

②の濃染処理は、ディスポンとお湯を混ぜて生地を浸して行います。

これも20-30分間浸しておいてください。

染液を作る

アボカドの皮と種の染液

今回はアボカドの皮と種から染液を作ります。

小さくちぎったアボカドの皮と小さくカットしたアボカドの種を用意し、沸騰している500㎖のお湯の中に入れてください。

アボカドとお湯を入れた鍋は沸騰させ続けます。

この状態で20分間アボカドに含まれている色素を抽出します。

20分後、染液のみを取り出すため、アボカドの皮と種をザルでこしてください。

こしたアボカドの皮と種は再度鍋に戻し、新しいお湯500㎖と一緒に色素を煮出します。

この色素を抽出する工程を合計で3回行い、各染液は合わせておきましょう。

アボカドの染液はここまでの段階では、赤茶色をしていました。

アボカドの染液で染める

アボカドの染液で染める

いよいよ生地を染液で染めていきます。

3回分の染液に布を浸し、気泡が入らないようにしてください。

また、時々混ぜてあげることで全体に色ムラができないようにしましょう。

染液は高温であるほど布に色素が入り込みやすいので、沸騰する直前にキープしておくと濃く染まります。

浸け込む時間は20分程度です。

20分後、布に入りきらなかった色素を取り除くため、しっかり水洗いしてください。

媒染液に浸ける

媒染液にはアルミニウムや銅、鉄などがあり、使用する媒染液によって最終的な染まり方が変わってきます。

今回は媒染液にアルミニウムを使用しました。

アルミニウムは、暖色系の色を強く発色させる効果があります。

水1ℓにアルミニウムを10-15滴程度垂らしたものを用意し、濃染処理した生地を浸してください。

ここでも気泡が入らないようにします。

一般的に媒染処理は常温で行うので、お湯ではなく水のまま使用しましょう。

媒染処理も20-30分布を浸け込みます。

処理後の布も染液と同様に水洗いをして、良く絞っておきます。

ここまでの布の色はかなり淡いピンク色をしています。

さらにアボカドの染液染める

媒染処理をした生地をさらにアボカドの染液で染めていきます。

媒染処理をすると、色素が定着しやすくなるのでより発色が良くなります。

染液に20分間浸ける→水洗い

この工程を自分が満足いくまで続けます。

今回は2回追加で行ったので、合計3回アボカドの染液に浸けました。

ここまで終わると布の色はかなり濃いピンク色になります。

春っぽさのある若干黄みがかったようなくすんだような絶妙なピンク色です。

最後にしっかりと水洗いしましょう。

乾燥

あとは乾燥させるだけです。

日陰の風通しの良い場所で乾燥させるか、タオルで生地を包んで絞りドライヤーで乾かすかしてください。

私は風通しの良い場所で乾燥させる方がオススメです。

放置しておくだけで乾くので、楽ちんです。

アボカドの皮と種の草木染めまとめ

今回はアボカドの皮と種を使った草木染めを紹介しました。

アボカドの皮と種の保存方法や草木染めの手順について詳しく書いています。

アボカドの皮と種はとても綺麗にピンク色に染まる材料です。

草木染めは緑や黄色、茶色に染まるものが多い中、アボカドは珍しいピンク色なので新しく挑戦してみるにもオススメです。

 

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