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【草木染め】イヌホオズキの実で水色に染色、銅とアルミニウムで媒染

身近に生えている雑草で草木染めをしてみました。

今回はイヌホオズキというブルーベリーのような実を使って草木染めしました。

雑草であれば比較的手に入りやすいので、ぜひみなさんもイヌホオズキを見つけたら染めてみてほしいです。

イヌホオズキとは

引用:https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fcommons.wikimedia.org%2Fwiki%2FFile%3ASolanum_ptychanthum_5437070.jpg&psig=AOvVaw2siULONsDJxKsCnkuInwSP&ust=1633419415764000&source=images&cd=vfe&ved=0CAsQjRxqFwoTCJj9j96esPMCFQAAAAAdAAAAABAD

イヌホオズキとはナス科の植物で、花の見た目や実の色はナスに似ています。

しかし草全体にソラニンという毒を含んだ有毒植物で、海外の一部地域では加熱して食べているようです。

実自体は外側も黒に近い紫色ですが、実の内側も同じくらい色が濃いです。

イヌホオズキの味で草木染め

草木染めのやり方を詳しく描いた生地があるので、やり方はそちらを参考にしてもらえたらと思います。

【草木染め】初心者向け、手順と方法を徹底解説!

【草木染め】媒染剤の効果、種類、仕組みを徹底解説!

イヌホオズキの実の染料を煮出す

イヌホオズキの草木染め 染料を煮出す

生地や糸を染めるために染料を煮出すのですが、今回は水800㎖に対してイヌホオズキの実を100g程度用意しました。

鍋に水とイヌホオズキの実の両方を入れて、火にかけて煮出していきます。

まずは中火でお湯になるまで徐々に温度を上げていき、沸騰してきたら最弱火にしてコトコトと染料を抽出します。

火にかけていると実がはじけて、中から小さい種が出てきますが、後処理が面倒な方は不織布の袋に入れた状態で煮出すのがオススメです。

弱火にしてから20-30分程度煮続けましょう。

染料の色自体はイヌホオズキの実と同じ黒に近い紫色でした。

染料で綿生地を染める

イヌホオズキの草木染め 染料で綿生地を染める

綿100%の生地を使って草木染めをしていきます。

濃染処理が済んだ布を用意してください。

20-30分程度染めます。

染め終わった布を見ると、薄い紫色でした。

最初に染料を煮出したときに色とは想像も付かないような淡くて綺麗な色です。

媒染処理

一度染料で染めた布を媒染液に浸し、媒染処理を行います。

今回はアルミニウムと銅の2種類を用意したので、その比較もしてみようと思います。

アルミニウムで媒染処理

イヌホオズキの草木染め アルミニウムで媒染処理

まずアルミニウムで媒染処理をしてみると、透明感のある淡いブルーになりました。

先程の薄紫もとても綺麗でしたが、こちらも繊細なブルーでとても綺麗です。

銅で媒染処理

イヌホオズキの草木染め 銅で媒染処理

銅で媒染処理をしてみると、はっきりとしたブルーグリーンになりました。

アルミニウムは淡いカラーでしたが、こちらははっきりと色が付いたような印象です。

このままでもとても綺麗な色なので、ここで終わっても良いと思います。

今回は2度染めも試してみました。

イヌホオズキの実で2度染め

イヌホオズキの草木染め 2度染め

先程媒染処理が済んだ生地をもう一度染料に浸します。

そうすると、再び紫色に変わりました。

イヌホオズキの味で草木染めまとめ

今回はイヌホオズキという雑草の味を利用した草木染めを紹介しました。

水色に染まる珍しい植物なので、ぜひイヌホオズキを見つけたときは挑戦してみてください。

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