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【草木染め】ローズマリーで黄色に染める(アルミニウム)

ローズマリーを使った草木染めについて紹介します。

家の庭でローズマリーを育てているという人も多いと思いますが、繁殖能力に優れているローズマリーをすべて使い切るのはかなり難しいと思います。

そんなローズマリーの使い道に悩んでいる人にうってつけなのが、草木染めです。

ローズマリーの草木染めの材料

・ローズマリー       30g(約2本分)
・綿100%の生地     10g(約30×30㎝)
・中性洗剤         適量(使用方法参照)
ディスポン(濃染剤)   3-4㎖/1ℓ
アルミニウム(媒染液)  10㎖/1ℓ

この他、お湯を大量に使います。

今回は濃染剤にディスポンを使用しましたが、他の濃染剤や豆乳で代用してもらっても構いません。

同様に媒染液にアルミニウムを使用しましたが、ミョウバンや銅、鉄に代用してもらっても構いません。

ローズマリーの草木染のやり方

【草木染め】初心者向け、手順と方法を徹底解説!

布の洗浄

まずは用意した布を汚れを落として色ムラが出るのを防ぐために、中性洗剤をお湯を混ぜた液体に布を浸します。

布がしっかり浸りきる程度の量を作りましょう。

今回の綿100%の生地10g程度の場合は1ℓあれば十分です。

1ℓの水に中性洗剤を大体小さじ1程度入れてください。

この状態で20-30分浸しておきましょう。

濃染処理

続いて、色素をより多く繊維に結合させる、また色をより濃く発色させるために濃染処理を行います。

今回使用したディスポンは3-4㎖/1ℓなので、水1ℓに3-4㎖のディスポンを加えて、そこに先程の布を入れます。

ここでも布が十分に浸る程度の量の液体を用意しましょう。

濃染処理では特に均一に浸かるように時々混ぜれあげることで、最終的な染まりムラができるのを防ぐことができます。

ローズマリーの色素抽出

次にローズマリーの色素を抽出します。

基本的に色素抽出は3回行いますが、今回は3回分の水の分量を500㎖、300㎖、300㎖としました。

合計で1,100㎖です。

ローズマリーは茎から葉をちぎり、軽く葉も小さくちぎってあげましょう。

茎は色素抽出に使っても使わなくても、どちらでも大丈夫です。

ちなみに今回は使用しました。

1回の色素抽出はお湯が沸騰している状態で20分間行います。

これを3回行うので、合計で1時間かかりました。

この状態のローズマリーから出てきた色素は緑色で、葉の色のままです。

布を染める

次にローズマリーの色素で綿生地を染めていきます。

布の中に気泡が入らないように注意し、沸騰する直前の温度くらいの染液に浸けます。

なるべく高温の方が色素が発色するので、なるべく沸騰直前の温度にキープしましょう。

1回目に布をローズマリーで染めた段階では、淡い緑色になっています。

水で洗って、入りきらなかった色素を洗い流してください。

媒染液に浸す

今回は媒染液にアルミニウムを使用しました。

使用方法に水の1%を加えると書いてあるので、今回は水1ℓに10㎖のアルミニウムを加えました。

媒染では常温で行います。

媒染液を希釈した液体にローズマリーの色素を入れた布を浸して20-30分間放置します。

ここでも布が浸りきっていることを確認してください。

【草木染め】媒染剤の効果、種類、仕組みを徹底解説!

再度、布を染める

媒染処理が終わった布は、再度染液に浸します。

好みの濃さになるまで、色素に20分間浸す、水洗いを繰り返します。

今回は2回行いました。

最初の1回と合わせると、合計で3回布を染めました。

ここは好みなので媒染の後に布を染めなくてもいいですし、3回以上染めても大丈夫です。

3回染めた時点では綺麗な黄色に染まっていました。

乾燥

最後に乾燥します。

日陰で風通しのいい場所で乾かします。

日向で干すと、色が抜けやすくなってしまい、劣化の原因になるのでなるべく日には当てないようにしましょう。

タオルで布を包んで水気を取り、ドライヤーで乾かすと早く乾きます。

ローズマリーの草木染めまとめ

今回はローズマリーの草木染めを紹介しました。

濃洗剤にはディスポン、媒染液にはアルミニウムを使用しました。

抽出色素は緑で、染めた後の布は黄色に仕上がりました。

ローズマリーは身近で手に入りやすいハーブなので挑戦しやすいと思います。

ローズマリーの使い道に困っている人にはオススメの活用方法です。

環境にも優しいので、ぜひ挑戦してみてください。

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