花の都パリにはエッフェル塔や凱旋門、ルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿などの観光名所がたくさんあります。
今回はそれぞれの観光スポットの行き方や魅力、お特に観光できるミュージアムパスなどについて詳しく紹介します。
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エッフェル塔
エッフェル塔はフランスの数ある観光名所の中でも屈指の知名度と人気を誇る一大観光スポットです。
パリ7区のシャン・ド・マルス公園の中にあります。
1889年の第4回パリ万博博覧会を記念して建てられた建造物で、その美しさと歴史的な価値から2017年にユネスコの世界遺産に登録されました。完成時は世界一高い建造物でした。
現在のエッフェル塔の高さは330mだが、建設当初は312mでした。その後アンテナの設置により1957年に321mとなり、2000年には324mと徐々に高くなっていきました。
エッフェル塔は日没から深夜0時まで、毎時00分から5分間シャンパンフラッシュと呼ばれる特別なライトアップが行われます。
行き方
電車や地下鉄、バスどの交通手段でもアクセス可能です。
- 電車 ⇒ RER C線Champ de Mars Eiffel Tower駅
- 地下鉄 ⇒ 8番線 École Militaire駅 / 6番線 Bir-Hakeim駅
- バス ⇒ 30番,82番 Tour Eiffel駅
凱旋門
凱旋門も言わずと知れたフランスの人気観光地です。
高さ50m、幅45m、奥行き22mでシャンゼリゼ通りのど真ん中にまたがるようにそびえたっています。
凱旋門を中心に蜘蛛の巣のように八方に伸びるように道路が走っています。
行き方
エトワール凱旋門には地下鉄からアクセスするのが簡単です。
Charles de Gaulle – Étoile駅が凱旋門の真下に通っており、電車RER A線と地下鉄1・2・6番線からそれぞれアクセス可能です。
バスでも凱旋門のすぐ近くに停まるので、出発地点によって乗り換えのない交通手段が選べると思います。
電車 ⇒ RER A線 Charles de Gaulle – Étoile駅
地下鉄 ⇒ 1・2・6番線 Charles de Gaulle – Étoile駅
バス ⇒ 22・30・31・N53・92・73・N11・N24・341番
環状交差点を渡って凱旋門の下に行こうとする人がいますが、地下道を使えば安全に凱旋門に到着できます。
屋上に行く
ミュージアムパスを使うとエトワール凱旋門の屋上に行って、パリ市内の景色を一望できます。
屋上に行く手段は階段しかなく、段差もかなり高いです。途中で小休憩スペースがあるのでしんどい方は無理をせずのんびり休憩しながら登るのがオススメです。
個人的には夕暮れから夜にかけての時間帯がオススメで、パリは高い建築物がないので夕日が沈むのがよく見えますし、夜はシャンゼリゼ通りがライトアップされている様子がよく見え、さらにはエッフェル塔もバッチリ見ることができます。
ルーブル美術館
ルーブル美術館も世界で一番有名といっても過言ではない美術館ですよね。世界的にも有名な絵画や芸術的に価値の高い作品が多数展示されています。その中でも目玉はモナリザだと思います。
フランスではジョコンドと呼ぶ人が多いです。
外観のガラス張りのピラミッド型の入り口も有名ですよね。
最近ではフランス発祥の世界的に有名なファッションブランドのLOUISE VUITTON(ルイ・ヴィトン)がファッションショーを美術館内で行ったことが話題になりました。
行き方
ルーブル美術館を訪れる場合は地下鉄かバスでのアクセスが簡単です。
地下鉄 ⇒ 1番線Louvre - Rivoli駅 / 1・7番線Palais Royal - Musée du Louvre駅
バス ⇒ 39・95・27・69・72・N11・N24・74・85・N15・N16・21・67番
ヴェルサイユ宮殿
ヴェルサイユ宮殿はパリ市内ではありませんが、人気観光地でもありパリからのアクセスも簡単です。
1682年にルイ14世によって建てられたバロック式の宮殿です。1979年にユネスコの世界遺産にも登録されています。これはフランスの世界遺産の第1号です。莫大な予算で建設されたこともあり、豪華絢爛な外装・内装が魅力だが、その中でも鏡の間と広大な庭園が有名です。
ヴェルサイユ宮殿を訪れる場合、ミュージアムパスだけではなく時間指定のチケットの購入が必須となります。
行き方
パリ市内からヴェルサイユ宮殿への行き方は電車が一番簡単です。
RER C線のVersailles-Chantiers駅で下車して徒歩10分程度で到着します。RER C線はパリ市内のセーヌ川の川沿を走る路線で、ノートルダム大聖堂やエッフェル塔の近くなどの有名観光地の近くを通ります。
ノートルダム大聖堂
パリのセーヌ川岸という名前で周辺の歴史的建造物と共にユネスコの世界遺産に登録されました。
ノートルダム大聖堂はカトリック系の大聖堂で、ヨーロッパでも最大規模の大きさを誇っています。ゴシック式の代表ともいえる荘厳で豪華な外観と、内部に施された美しいステンドグラスが有名です。
2019年4月の火災によって屋根部分を含む上部が焼け落ちてしまいました。現在に至るまで修復活動が続いており、2024年12月に見学が再開される予定です。しかし修復自体は2026年までかかる見込みです。
行き方
ノートルダム大聖堂はシテ島というセーヌ川に浮かぶ島の中に建てられており、同じ島内にはサントシャペル、橋を渡ってすぐの位置にはルーブル美術館など近くに人気の観光地も集まっています。
電車 ⇒ RER B,C線 Saint-Michel Notre-Dame駅
地下鉄 ⇒ 4番線 Cite駅
バス ⇒ 75・87・21・38・47・96・N12・N13・N14・N15・N21・N22
モンマルトルの丘
モンマルトルの丘は山頂に佇むサクレール寺院とその周辺のカフェや絵描きさんによる似顔絵サービスが人気の観光地です。付近にはムーラン・ルージュという有名なキャバレーもあります。
サクレール寺院へは徒歩でも行けますが、ケーブルカーで搭乗まで行くこともできます。
行き方
地下鉄 ⇒ 2番線Anvers駅 / 12番線Abbesses駅 / 4番線Château Rouge駅
バス ⇒ 12・40・54・N01・N02・85・31・56・N14・N44
パリミュージアムパス
ミュージアムパスはパリ周辺の観光地を利用することができるチケットで、これを持っているだけで50か所以上の城や宮殿、美術館を利用することができます。
種類は3種類あり、2日間・4日間・6日間で自分の旅行期間に合わせて選択できるようになっています。
ミュージアムパスについては別の記事で詳しく解説しているのでぜひそちらを参考にしてもらえればと思います。
パスはオンラインでのみ販売しているので、購入したい方はこちらからミュージアムパスの公式サイトを見られます。
まとめ
ここではミュージアムパスで利用できるパリ市内の有名観光地とヴェルサイユ宮殿について紹介しました。
どの観光地もパリといえば思い浮かぶ有名な場所で、フランスに初めて旅行する方向けの王道コースです。
それぞれのアクセス方法も載せているので、実際に足を運ぶ際の参考になればと思います。