近年、留学が身近になったと感じます。
そんな留学に、ホームステイは付き物ですが、不安要素の一つでもあります。
そこで私がカナダに1か月間の短期留学したときの、ホームステイの話やホストファミリーの話をしたいと思います。
Contents
ホストファミリーとは
ホストファミリーは、主に語学留学などが目的で海外に留学するときに現地でお世話になる家族のことです。
とても親切でフレンドリーな家族になることもあれば、反対にほとんど会話もなくてお金目的で留学生を受け入れている家族も少なくないです。
特に最近は後者が増えてきているようです。留学経験のある私の友達や留学中にできた友達にも話を聞きましたが、あまり良い家族じゃないと感じるところは多い印象でした。
でもホストファミリーは自分で選べるわけではないので、こればかりは運です。
実際、私がお世話になったホストファミリーは本当に親切で優しい人達でした。
なので、私の経験からこんな素晴らしいファミリーもいるということを知ってもらいたいです。
ホストファミリーのルール
普段、自分の家族にルールがあるように、ホストファミリーにもルールは存在します。
例えば、
「夜ごはんがいらない場合は〇時までに連絡する」
「シャワーの使用時間は〇分まで」
「朝食は自分で好きなものを食べる」 といった感じです。
その家族によってルールが厳しいところもあれば、ほとんどないところもあります。
私の場合、”夜ごはんの連絡”と”朝食・昼食はセルフ”くらいで、特別辛いこととか大変なことは全くありませんでした。
ですが、シャワーの使用時間が制限される留学生は何人かいました。日本は海洋国なので水が豊かな国ですが、海外では日本のような国は少ないです。
この水に関係して、「洗濯機を使わせてもらえないからコインランドリーを使ってる」という子や「週に1回しか洗濯できない」という子のいました。私のファミリーは自由に使っていいよと言ってくれる家だったので本当にありがたかったです。
ホストファミリーとの会話の内容
これは人によってまちまちだとは思いますが、どんなこと話すんだろうと気になる人も多いかなとも思います。
準備していっても、「全く会話のない家族だった」とか「ホストファミリーと家で会わない」という子もいたりします。
私のホストファミリーは結構会話が多くて、ご飯も賑やかだったので楽しかったです。特に、ホストファザーとは仲良くなってよく話していました。
まず会話の内容で多いのは、「日本について」「自分について」「その日のこと」の3つがほとんどです。
「日本について」は、
「日本に行こうと思ってるんだけど、どこがおすすめ?」とか「〇〇(自分の出身地)はどんなところ?」といったように、日本に興味のある人が多いので観光系の質問は多いです。
「自分については」、
家族構成や特技のように自己紹介で言いそうなことは結構聞かれます。
「その日のこと」は、
出かけたら「今日はどこ行ってきたの?」「友達と?一人で?」みたいな感じです。
平日であれば学校のことは確実に聞かれます。
ホームステイ中のごはん
私は、1日3食付きのプランでした。
(2食と3食とでは、値段がほぼ同じなので3食にしたほうが困らないと思います)
朝食
朝食は好きな時間に好きなものを好きなだけ食べていいシステムでした。
朝食は自分で用意する家は結構多いと思います。
カナダディアンは、休日は特にですが朝ご飯を食べずにブランチを食べる人も多いです。
私のファミリーはブランチ派だったので、朝の7時くらいは誰も起きていませんでした。
朝は好きなもの食べていいからねと言われていたので、毎日楽しかったです。
パンが何種類かあって、シリアルも3種類くらいあって、お米もありました。サンドイッチの材料はタッパーに準備してあったので、すぐに作れました。フルーツも常に5種類くらいが常備されていて嬉しかったです(イチゴ・ブドウ・リンゴ・バナナ・オレンジあたりはずっとありました)。
昼食
ランチも基本的にセルフでした。
でも、好きな物をお弁当箱に詰めるだけなのでとっても楽でした。
パンにしてもいいし、お米にしてもいいし。
お弁当の具はタッパーに用意してくれいているので、選び放題でした。揚げ物や肉団子、魚のフライ、ポテト、野菜のマリネ、本当に充実したラインナップで飽きませんでした。もちろんフルーツを持っていってもOKで、お菓子も持たせてくれました。
家では、こんな感じのランチでした。
友達は・・・
自分で用意する家は数人で、用意してくれる家が多かったです。
一方で、”サンドイッチだけ”とか”お菓子とフルーツだけ”の子がいて、量が少ないと感じている子が多い印象でした。
夕食
夕食は本当に大好きでした。
美味しすぎて、毎日楽しみで外食はほぼしなかったくらいです。
MENU
・ビーフシチュー
・ラザニア
・ハンバーガー&ポテト
・タコス
・ペンネ
こんな感じでめちゃくちゃ豪華で手の込んだ料理ばかりでした。
野菜も毎日出てくるので、栄養バランスもよかったかなと思います。
一番驚いたのは、日本米が炊飯器に炊かれて出てきたことです。
留学前に「お米が恋しくなる」とか「炊飯器がないから鍋で炊いた」とか書いてある記事を観ましたが、普通にお米が登場してきてびっくりでした。
MENUにも書いた魚の煮付けも、味が醤油ベースでかなり日本っぽかったですし、箸も常備されていたので、日本の料理が恋しくなることはなかったです。
おかわりも勧めてくれたので、毎日たくさん食べられました!!
他の子の話を聞くと・・・
「フィリピン系の家族で、ご飯の味が全部同じ」
「ベジタリアンとビーガンの家族で、肉が出てこない」
「ミックスベジタブルしか野菜がない」
「一回もホストファミリーと一緒にご飯を食べてない」
といった感じで食についての悩みはかなり多かったです。
ホストファミリーの親切だったところ
自分がお世話になったホストファミリーは本当に優しくて、今でも連絡するくらい仲良くなりました。
これまで書いてきたこと以外にも、色々あるので紹介していきます。
毎日おやつを作ってくれる
私は午前授業のみのプログラムだったので、午後は自由時間でした。
観光しても良いし、家に帰ってホストファミリーを過ごしても良かったので、結構家に帰ったりしてたのですが、午後に家にいると必ずおやつを用意してくれました。
タピオカミルクティーやスムージーを作ってくれたり、パンケーキやマフィンを焼いてくれたこともありました。
フルーツやアイスをくれるときもあって、おやつを用意してくれる家はそこまで多くないと思うし、自分の部屋で宿題とかしてても、運んでくれてすごく嬉しかったです。
映画鑑賞や遊びに誘ってくれる
ホストファミリーと仲良くなれるか心配な子も多いと思います。
実際私もすごく不安で、「自分から積極的に話しかけた方がいい」と書いてある記事を見て、「話した方がいいのはわかるけど、留学生を歓迎している家ばかりじゃないし…」と思っていました。
でも、私のファミリーは食後に「映画一緒に観ない?」と誘ってくれたり、「庭で遊ぼ!」とか「今から手芸やるけど、どう?」といろんなことに誘ってくれました。
そのおかげで、2人の子供達とも打ち解けることができました。
「自分から話さなきゃ」と思うとすごくプレッシャーもありますが、友好的で留学生に慣れている家庭だと結構話しかけてくれますし、色んなことに誘ってくれます。
やりたくないことは、やらないと言っても大丈夫です。そこは日本人じゃないので、気を遣わなくても向こうは嫌な気分になったりしません。
自由だった
とにかく自由で制限のないことが、居心地がよかったです。
先程書いたように、洗濯機やシャワーも自由に使えましたし、キッチンの炊飯器や電子レンジも自由に使ってよかったです。
お腹がすいたら、時間に関わらずパンやお菓子やフルーツを好きに食べてよかったです。
ご飯もおかわり自由で、好きなだけ食べれるようにたくさん作ってくれました。
家の中の共用スペースはどこを使ってもよかったので、サンルームというガラス張りの部屋でスピーカーで音楽を流しながらのんびりしていました。
サンルームはこんな感じのスペースです。
こんな素敵な空間で、晴れている日は1日1回はここにいました。
最後にお土産をくれた
日本に帰国する前日の夜に子供達2人がそれぞれお土産をくれました。
サプライズでくれたので、本当にびっくりだったし、本当に嬉しかったです。
カナダらしいトナカイとシロクマのぬいぐるみで、これを見るとホームステイの思い出がよみがえってきて、また会いたいなと思います。
あと、帰りの空港送迎は含まれていなかったにも関わらず、ホストファザーが空港まで好意で送ってくれました。
子供達とホストマザーとは家でお別れだったのでお別れのハグをして、ホストファザーはゲートまで送ってくれたのでそこでハグしました。
本当に暖かい家族で、恵まれてたなと感じます。
まとめ
ホームステイは、他人の家に泊まるので不安なことも多いと思います。
特に日本人は気を遣う性格なので、自分の思っていることが言えないし、それに加えて英語で伝えるとなるとハードルが高く感じる人も多いですよね。
また、最近はお金目当てのファミリーも多いので、そのことがさらにマイナス要素になっていたりします。
嫌だと思ったら、ファミリーを変えることもできます。
でも、私が出会ったようなホストファミリーもいるということを知ってほしいです。
そして私の記事が、留学を考えている人たちのプラス要素になってくれると嬉しいです。