デンマークに生活する上で、ビザとCPRナンバーを取得した後はMitIDを作成します。
MitIDとは
そもそもMitIDとはデンマークで生活するCPRナンバーを保持している人が取得することができるデジタル番号のことです。銀行での送金などデジタルの手続きにおいて必要になるもので、以前はNemIDという名前のものを利用していましたが2022年にこのサービスは廃止されました。それと同時に次世代型のMitIDという制度の導入をスタートしました。
CPRナンバーとパスポートを用意して、専用のアプリを使って取得することが可能です。
MitID作成に必要なもの
MitID作成に必要なものは以下の2つのみです。
- MitID専用アプリをインストールしたスマートフォン
- ICチップ付きのパスポート
- CPRナンバー
スマートフォンでパスポートのICチップを読み込む必要があるため、中にチップが内蔵されているパスポートが必要です。
CPRナンバーもMitIDを持つために必ず所持している必要があります。
つまり、MitIDを取得する前にビザを発行してもらい、CPRナンバーを取得しなければいけません。
MitID取得までの流れ
写真付きでMitID取得までの流れを説明します。ここでは専用アプリの案内に沿って進めていくだけで、自宅で全ての手続きを行うことができます。
MitID取得の前にビザとCPRナンバーを取得しておく必要があります。
ワーキングホリデービザを現地で取得する方法と、CPRナンバーを取得する方法に関する内容は別の記事で詳しく説明しています。
専用アプリのインストール
まずはMitID専用のアプリをスマートフォンにインストールします。
スマートフォンでやることでMitIDの作成とアクティベートを同時に行うことができます。
MitIDの作成とアクティベート
アプリを開いてGET STARTEDをタップしてMitID作成スタートです。
アプリをインストールしたスマートフォンでMitIDの作成をそのまま行う場合、On this phoneoを選択してください。
続いてCPRナンバーの入力に移ります。
International House CopenhagenでもらったCPRナンバーが記載された紙を見て確認してください。
数字8桁の番号のCPRナンバーを入力します。CPRナンバーは誕生日の4桁とランダムの数字4桁が組み合わされた8桁の番号です。
次に自分のパスポートの国名を選択します。
ほとんどの国が一番下のOther Countryにチェックを選択することになると思います。
パスポートかIDカードではパスポートを選んでください。
続いて、パスポートの顔写真があるページをスマートフォンのカメラ機能を使って撮影します。
ここでは実際に撮影ボタンを押さなくても、必要な情報が画面内に収まっていればアプリが自動で読み取ってくれます。
その後パスポートの表紙にスマートフォンを重ねて、内部のICチップを読み込ませます。
スマートフォンにケースを付けている場合は取り外して読み込んでください。
顔のスキャンでは、スマートフォンの画面に表示されるガイドラインに合わせて自撮りカメラを使って行います。
ここまでに提出した情報が認証されるとPINコードとユーザーIDを作成します。
PINコードは6桁の番号が必要です。予測されにくい番号を選んでください。
ユーザーIDはアルファベットと数字を組み合わせたもので作成します。
これでMitIDの作成とアクティベートが同時に完了しました。
まとめ
ここではデンマークで生活する上で必要なMitIDの取得について説明しました。
専用アプリをスマートフォンにインストールして、あとはアプリの案内に沿って進めていけば家でも簡単に取得できます。
用意するものもCPRナンバーとパスポートのみなので、CPRナンバーを取得次第手続きを行うのがオススメです。
今回の内容が皆さんのデンマークでの生活のお役に立てれば嬉しいです。