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ブダペストの公共交通機関とICカード|ハンガリー

ハンガリーには主な交通手段として電車とバスとトラムがあります。

特にトラムは街中をゆっくり進み、景色を楽しみながら観光できるおすすめの交通手段の一つです。今回はそんなトラムを含めた公共交通機関に乗るための方法と切符の購入方法を紹介します。

ハンガリーの切符

ブダペストの公共交通機関はBKK(ブダペスト交通局)という機関が運営しています。路面電車やバスさらにはヨーロッパならではのトラムをに乗ることができます。

ハンガリーのブタペスト市内で使える切符は旅行者向けの回数券や時間内乗り放題券と住民向けの定期に分けられます。

空港と市内を結ぶ空港シャトルバスは回数券での利用が不可なので、利用する場合は別途での購入が必要となります。空港シャトルバスはリストフェレンツ空港とブダペスト市内を行き来する100Eという路線を走っています。

回数券

回数券はSingle ticketとSingle ticket×10のどちらかになります。

Single ticketは450HUF、10枚分のSingle ticketは4000HUF(2024年10月現在)。
さらに空港シャトルバスの片道チケットは2000HUFとなっており、往復でほしい場合は片道チケットを2枚購入する必要があります。往復で購入しても安くなることは残念ながらありません。

時間内乗り放題

時間内乗り放題チケットは最短で30分の物がありますが、旅行者がよく購入するのは24時間か72時間だと思います。

どちらのチケットも路面電車やバス、トラムの利用が可能ですが、ブダペスト市内の交通機関限定です。例えばブダペスト市内から市外の観光地に行く場合は追加でチケットの購入が必要となります。

24時間の乗り放題券が2500HUFで、72時間の乗り放題券が5500HUFです。

ハンガリーをはじめとするヨーロッパ諸国は建物の美しさや街の雰囲気が素敵なので、トラムに乗りながらのんびり外を眺めて気に入ったところで降りてみる、なんて旅行の仕方もオススメです。そのためには回数券よりも時間内の乗り放題券の方が旅行を楽しめると思います。

郊外チケット(Suburban railway ticket)

ブダペスト市街の観光をする場合は乗り放題券だけでは利用できません。追加で郊外チケット(Suburban railway ticket)を購入する必要があります。

郊外の観光地として人気のSzentendre(センテンドレ)に行くためにも郊外のチケットが必要です。

このチケットは距離によって値段が異なり、10km以内で400HUFで5km増えるたびに50HUFずつ値段が上がります。最長の30kmで600HUFでした。

長期用のチケット

ブダペストの公共交通機関には長期パスもあってマンスリーパスだと8950HUFです。さらに私のおすすめのチケットが15daysのチケットです。価格がたったの5950HUFで、72時間などの時間内の乗り放題券と比較してもかなりお特にゲットできます。

4日以上の滞在予定がある人は15日間のチケットを買うことをお勧めします。

チケットの購入方法

チケットは駅構内やトラムの乗車地点に設置されている機械から購入します。BKKのアプリから購入することも可能です。ただしアプリで買う場合は購入できるチケットのバリエーションが限定されています。上記で紹介したものは全てアプリでも購入可能なので、それ以外のものが欲しい人は一度BKKの公式サイトにて確認してみた方が確実です。

専用の券売機で購入する場合は、ハンガリー語から英語とドイツ語への表記変更ができます。旅行者でも安心して買えますし、空港や中心部の駅であればスタッフもいるので聞いてみるのもオススメです。

時間内の乗り放題のチケットはスタートする日付指定が可能です。購入日からのスタートではありません。もちろんその日からスタートすることもできるので自分に合わせたタイミングに指定してください。

例えば、ブダペスト市内に夜遅い便の飛行機で到着したけど、観光は明日にしたい場合、チケットの購入は到着日でチケットの利用開始日を翌日にするみたいなことができます。

ブタペストの公共交通機関の乗り方

ブダペストの公共交通機関の乗り方は簡単ですが、ICカードじゃない分日本とはシステムが若干異なります。

路面電車・バス・トラム

路面電車・バス・トラムの場合は打刻機にチケットを差し込むだけです。バスの場合は運転手から見えるように一番前のドアから入りましょう。たまに係員の方が点検に来るので、打刻済みのチケットを見せれば問題ありません。

時間内の乗り放題券の人は打刻する必要はありません。点検の際にはチケットを見せるだけで大丈夫です。

空港シャトルバス

リストフェレンツ空港とブダペスト市内を結ぶ100E線を行き来する空港シャトルバスはチケットをバス乗車地にいるスタッフの方に提示するだけです。

空港からのバスには乗車地点のすぐ近くに券売機が設置されているので、チケットを買ったらすぐにバスに乗車できます。わからなくても紫色のゼッケンを来た方がバスの案内をしているスタッフなので、尋ねてみてください。

とにかく100Eと書かれた標識を辿っていけば到着します。

郊外の電車

郊外へ行くための電車にはそもそも打刻機がありません。郊外用のチケットはその日の内に利用しなければいけません。

ほぼ毎回チケットの確認に来るようなので郊外チケットをそのまま見せれば大丈夫です。私がセンテンドレに訪れたときも行きも帰りもチェックの人がいたので、郊外チケットの購入を忘れないのとチケットをなくさないようにしましょう。

まとめ

ここではハンガリーはブダペストの公共交通機関についてでした。

ハンガリーでは路面電車・バス・トラムが利用できます。Single ticketなどの回数券や、24時間・72時間などの時間内乗り放題券、ブダペスト市外に行くための郊外チケット、長期パス、それぞれの料金や特徴を紹介しました。

さらにチケットの購入方法や公共交通機関の乗車方法などについても解説しました。

みなさんもブダペストを訪れる際はうまく移動手段を使って、存分に楽しんできてくださいね。

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