ホワイトソースの作り方と言えば、バターと小麦粉を炒めて水分を飛ばし、そこに牛乳を加えるという方法が一般的だと思います。
ホワイトソースは、シチューやグラタン、クラムチャウダー、クリームコロッケ、ラザニアなど様々な料理にも応用できるので自分で簡単に作れると便利です。
しかし、自分で作るとダマになってしまうと悩んでいる方も多いですよね。
最近は市販のホワイトソースも充実しているので、わざわざ作るというのも面倒かもしれません。
ですがホワイトソースは意外と簡単にできてしまいます。
さらに今回紹介するレシピは簡単で短時間で作れて、絶対に失敗しない方法です。
一般的は作り方とは全く違う手順で作ることで、絶対にダマにならないホワイトソースを作ります。
「ダマにならないホワイトソース」の材料
「ダマにならないホワイトソース」も普通のホワイトソースと材料は同じです。
特別何かを加えるわけではありません。
また、このレシピは4人前のソースです。
必要な材料は、
・牛乳・・・・・・・・・500㏄
・薄力粉・・・・・・・・50g
・バター・・・・・・・・50g
・塩こしょう・・・・・・少々
・ピザ用チーズ・・・・・お好み
たったのこれだけです。
分量もとっても覚えやすいと思います。
牛乳:薄力粉:バター=10(㏄):1(g):1(g)です。
今回はニョッキのソース用のホワイトソースです。
ドロッと重みのある質感で、パスタやニョッキに良く絡みます。
チーズはお好みと書きましたが、家にある場合は入れた方が味に複雑さが出ると思います。
また、レシピにはピザ用チーズと書きましたが、パルメザンチーズのような粉チーズでも大丈夫です。
「ダマにならないホワイトソース」の作り方
①牛乳と小麦粉を合わせる
まず牛乳を深さのあるフライパンに入れます。そこへ小麦粉を少しずつ、ふるいながら入れます。少しふるい、混ぜるという工程を繰り返しましょう。これをやるだけでダマができなくなります。また、このとき火は点けず、小麦粉が全て入れ終わったところで弱火にします。
②バターを入れる
冷蔵庫から出したばかりのカチカチに固まったバターをフライパンに入れましょう。バターが完全に溶けるまで、混ぜ続けてください。このとき、火力は最後まで弱火です。
※フライパン内の牛乳とバターに温度差があるのが重要です。一般的な作り方では、先にバターと小麦粉を温めてから冷たい牛乳を入れるので、今回とは真逆です。どちらか一方が冷たく、もう一方が温かいという状況を作り出しましょう。
③チーズおよび塩コショウを加える
まずチーズを入れて、足りない味を塩コショウで補うというイメージです。ですが、塩コショウを加えた方が味に締まりが出ますし、パンチも足されるので少しは入れましょう。
これで完成です。
このまますぐに使ってもいいですし、粗熱が取れてから冷蔵庫で保存することもできます。
完成してすぐだと緩めのホワイトソースですが、今回はパスタやニョッキのソースとし作ったので、麺から溶け出した小麦粉の影響でちゃんとドロッとします。
さらに一度冷ましてからもう一度温めてもドロッとなるので、完成直後は思っているより緩めの状態の方が良いです。
本当に短時間でできてしまうので、パスタを茹でて和えたり、ご飯の上にのせてチーズをのせて焼いてドリア風にすれば、簡単な昼食にもなります。
また、余ったホワイトソースはコンソメを溶かしたお湯で伸ばしてタマネギやニンジンなどの野菜とベーコンを入れれば、クラムチャウダー風のスープになります。
このようにアレンジもしやすいので、このレシピを覚えておくだけでとっても便利ですよ。
しかし、この作り方は保存に特化していないので、2日以内には使い切るようにしてください。
もう少し長く保存したい方は、やはり先にバターと小麦粉を炒めて水分を飛ばす必要があります。
まとめ
この「ダマにならないホワイトソース」は一般的なホワイトソースと材料に違いはありませんが、作り方がかなり違います。
このレシピで作れば、絶対にダマになりません。
ホワイトソースをマスターして、お料理のレパートリーを増やしてみてください。
また、自分なりのアレンジを楽しんでください。